感染防護用品調達安定化調査事業
100年に一度といわれる新型コロナウイルス感染症の蔓延は、日本社会に大きな変化をもたらし、過去に経験のない負荷が医療現場を襲いました。特に第1波と呼ばれた2020年前半の流行期には、中国や東南アジアで生産されるマスクやガウンなど感染防護用品の流通が滞り、新型コロナウイルス対応だけでなく通常診療にも支障をきたし、医療従事者は不安に苛まれました。
国立大学病院長会議では、その早期より、全国からの要望に呼応し、不足する用品に対する供給支援にあたってきました。この貴重な経験を活かし、将来再び起きるかもしれない同様の事態に備えるため、この度、令和2年度文部科学省委託事業 大学における医療人養成の在り方に関する調査研究の一環として、本調査が実施された次第です。この成果が、感染防護用品の安定調達を通じて全国の医療従事者の安全と安心の確保に貢献し、さらなる診療の質向上に寄与することを願っております。
なお、本調査の実施にあたり、多大なご尽力を賜わりました国公立大学附属病院感染対策協議会、全国国立大学病院材料部部長会議、全国医学部長病院長会議事務局ならびに日本私立歯科大学協会の皆様に心より御礼を申し上げます。
感染防護用品における調達の安定化に関する調査報告
感染防護用品における調達の安定化に関する調査報告(資料集)
国立大学病院における感染防護用品データベース
本調査報告書の提言に基づき、PPE(感染防護用品)データベースを構築し、WEBサイトを作成しました。
⇒WEBサイトはこちら
<参考リンク>サプライチェーン対策事業 採択事業者
サプライチェーン対策のための国内投資促進事業
経済産業省ホームページ
サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金
海外サプライチェーン多元化等支援事業
海外サプライチェーン多元化等支援事業